バービー人形をイメージしたドレスとタキシード。購入すると同じ衣装を着た人形が付いてくる+
京都市内のブライダル企業が、人気キャラクターの世界観を再現したウエディングドレスを販売している。挙式や披露宴を関連雑貨などで飾る「キャラクター婚」が、衣装にまで波及した形だ。各社は品ぞろえを強化するなどして、需要の取り込みを図っている。
クラウディアは昨年11月から、「ディズニーウエディングドレス」を全国の貸衣装店など約300店で貸している。ウォルト・ディズニー・ジャパン(東京)と契約し、シンデレラや白雪姫をイメージした新郎新婦の衣装28種類を用意した。
キャラクターを衣装や装飾に使う結婚式は、熱烈なファンだけでなく、統一感のあるムードをつくりあげたい人にも人気という。クラウディアの広報担当者は「ドレスはこだわりのデザインなので、ファン以外の人からの予約も好調。お姫さまに憧れる女性は多い」と話す。今秋からはミッキーマウスやドナルドダックのドレスも貸し出すという。
ワタベウェディングは、米国のバービー人形をイメージしたドレス2種類(各42万円)とタキシードを今年6月から販売する。
ドレスには透け感のあるレースを使い、「プリンセスライン」と呼ばれるふんわりとしたシルエットを採用。胸元にはレースの花を散らし、背中には大きなリボンをあしらうなど、上品で華やかなデザインに仕上げた。
特典として、新郎新婦と同じ衣装のミニチュアを着た人形が付いてくる。広報担当者は「購入者にのみ手にいれられるレア物なので、ファンに喜ばれるはず」と期待を寄せる。