府議会本会議が14日、初めて上京区の府庁を出て、舞鶴市で開かれた。会場には、800人以上が傍聴に訪れた。山田啓二知事は、舞鶴港の機能強化を目指し、府の港湾部局を来年度にも舞鶴に移転させる方針を表明した。
本会議は午後1時に始まった。冒頭、植田喜裕議長が「議会棟被災時の対応訓練の一環」などと舞鶴開催の狙いを説明した。山田知事は「府議会と知事が車の両輪となって、府政の課題解決に邁進(まいしん)していく姿を身近に感じていただきたい」と述べた。
この日は自民の2人と民進・府民クラブの1人が会派を代表し、府北部の人口増に向けた取り組みや防災対策、農林水産業の振興策などについて質問した。