「光の画家」と呼ばれる印象派のモネ(1840~1926)の作品20点を集めた展覧会が17日、大山崎町のアサヒビール大山崎山荘美術館で始まる。
開館20周年記念展で、今年はちょうどモネ没後90年にも当たる。タイトルは「うつくしいくらし、あたらしい響き――クロード・モネ」。有名な「睡蓮(すいれん)」の連作5点をはじめ、「菫(すみれ)の花束を持つカミーユ・モネ」「エトルタの朝」「テームズ川のチャリング・クロス橋」などが並ぶ。学芸員の芦刈歩さんは「モネは自宅の庭に睡蓮の池を造り、食を楽しみ、美しい暮らしを追い求めました。今回の作品群で彼の生きた時代を振り返ってもらいたい」と話す。
12月11日まで(会期中、展示替えあり)。24日、25日、10月2日には特別講演会もある。一般900円、高・大生500円、中学生以下無料。問い合わせは同美術館(075・957・3123)へ。