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琵琶湖へ「上り便」も 疏水観光船、18年度から本格運航

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京都市や大津市が就航を目指している琵琶湖疏水の観光船事業で、両市は16日、2018年度から本格運航に乗り出す方針を示した。現在は春と秋に限っている試験運航だが、新たな船を造って定員を増やし、京都から大津に水路をさかのぼる「上り便」も始めることで、課題の採算面でも一定のめどが立つという。

■客席倍増、年間営業100~150日に
 観光船事業は、両市などでつくる実行委員会が15年度から開始。これまでは京都市上下水道局の疏水事務所大津分所前(大津市)から、山科区の船乗り場まで約7・8キロの「下り便」を春と秋の観光シーズンに試験運航している。

 本格運航時の年間営業期間は、試行だった16年度の13日間から、100~150日に増やす。水路の清掃などを必要とする12~3月の冬季は除く。現在使っている客席6人の作業船に代えて客席10~12人の新たな船を運航させ、上りと下りの往復運航で安定的な利用を見込めるという。新造する船は計2隻で4千万円前後の費用を要するが、企業協賛金などで賄う方針。

 この日は、初の上り便の試験運航があった。約40分間の乗船を終え、京都市の門川大作市長と大津市の越直美市長は「新たな観光資源や広域観光を広げる手段として成功させたい」などと話していた。



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