(台北 27日 中央社)旧正月(春節、来年は1月28日)前後は贈り物の需要が増える時期。量販店やスーパーによると、1番人気は果物の詰め合わせで、中でもリンゴのセットが最も売れているという。高級スーパーのシティースーパーは青森産リンゴのギフトセットを販売し、差別化を図る。
量販店のRTマート(大潤発)によれば、会社員が毎年旧正月に購入するギフトセットの数は1人当たり少なくとも4.5回に上る。果物の詰め合わせは、ギフトセットの売り上げの3割を占めるという。
シティーマートはリンゴの詰め合わせの人気に目をつけ、青森産の「千雪」と「王林」の完熟リンゴに、赤い果肉の「紅の夢」を使用したジャムとジュースをセットにした商品を独占販売する。また、リンゴの表面に縁起のいい文字をデザインした商品も店頭に並べる。
大手スーパーのPXマート(全聯福利中心)によると、果物の詰め合わせ以外に、今年は健康商品の売り上げが伸びているという。同社は、高齢化社会と健康ブームが影響しているのではと分析している。