(新北 28日 中央社)新北市内で建設が進む淡海ライトレール(LRT、軽軌)。すでに同線で使用される国産車両の一部が完成し、試験が行われている。
同線は台北メトロ(MRT)淡水線紅樹林駅から淡海ニュータウンや漁人埠頭など9.55キロを結ぶ。14駅と車両基地1カ所が設けられ、完成は2018年末の予定だ。
工事の進捗率は約5割だが、一部の車両が淡海ニュータウンに運ばれて試験を受けている。真新しい車両は鉄道ファンのほか付近の住民らを引きつけ、連日その姿を一目見ようと多くの人が足を運ぶ。
新北市政府捷運工程局によると、システムの単純化や現地化のほか、建設や運営、整備面でのコスト削減に重点を置き、徹底した低コストでの運行を目指す。完成後は淡水地区の渋滞が減少するものとして、鉄道整備の効果に期待が寄せられている。