(台北 28日 中央社)来年2月に雲林県で開催される「台湾ランタンフェスティバル」(台湾灯会)のメインランタンのデザインとミニちょうちんの実物が28日、台北市内で公開された。メインランタンは来年のえとの酉(とり)にちなみ、中国神話伝説の鳥「鳳凰」がモチーフにされた。雲林県政府は来場者1000万人を見込んでいる。
交通部観光局によると、メインランタン「鳳凰来儀」は高さ23メートル。4D技術を採用し、見る角度によって絵柄が変化したり、立体感が得られたりする視覚効果を演出する。また、200個以上の大型水晶をはめ込むと同時に、県の名産であるショ糖の結晶粒を発光材料と融合させ、県の特色とエコの両方を兼ね備えた。
ミニちょうちんは「鶏が卵を生み、卵が鶏を生む」をコンセプトに加え、鶏と卵の2種類の形を組み合わせたデザインに仕上げた。期間中、会場で8万個限定で配布される。
台湾ランタンフェスは来年2月11日から同19日まで、雲林県内の2カ所で開催。観光客によりもたらされる経済波及効果は80億台湾元(約291億円)を見込む。李進勇県長は、開催期間中に国内外から多くの人が訪れ、雲林の温もりある人情味を感じてもらえればと願った。