節分の3日、京都市内の社寺で厄よけの行事が行われた。八坂神社(東山区)では花街の芸舞妓が豆まきをし、壬生寺(中京区)では炮烙(ほうらく)の奉納に多くの人が集まった。
八坂神社では、前日に続いて芸舞妓たちが豆をまき、参拝者の招福を祈った。
午後1時ごろ、祇園甲部歌舞会が舞踊を奉納、優美な舞が参拝者を魅了した。続いて宮司や年男、年女が加わって豆をまくと、舞殿を囲んだ参拝者が一斉に手を伸ばした。
台湾の台北市在住で帰省と旅行を兼ねて日本を訪れた服部美貴さん(49)と娘の安里さん(16)は豆の入った袋を手に入れ、「豆を取るのは思ったより難しかった。若者よりお年寄りの方が勢いがあり、驚きました」と話していた。