過去の浴場
(高雄 15日 中央社)高雄市山間部にある宝来温泉で昨年12月、新たな源泉が発見された。同市政府観光局は、温泉の湧出が安定しているとして、約1年かけて開発を進め、観光振興を図りたいとしている。
同地は古くから温泉地として栄えたが、2009年8月の台風8号による土石流の影響で源泉が埋没し、観光業が大きな打撃を受けていた。
新たな源泉からわき出る温泉はpH値が7.2の弱アルカリ性炭酸水素塩泉。温度は52度。毎日250~300トンが湧出している。
今後関係省庁などに利用権と開発許可、経営権などを申請し、観光地開発を進める。観光局の関係者は、公園を整備し足湯やカワヅザクラ、カンラパプルック、キリモドキ、トックリキワタなどの草花が楽しめるようになるとし、季節ごとに違った風情を感じられるとしている。