マーティン・スコセッシ監督(手前中央)
(ニューヨーク 14日 中央社)台湾で全編が撮影されたハリウッド映画「沈黙 サイレンス」が全米で封切られたのにからめ、観光局は13日から1カ月間、同作に登場する台湾の風景を30秒間に編集したPR映像をニューヨークの映画館10館で上映する。台湾の存在感向上をねらう。
同作は遠藤周作の同名小説を原作に、マーティン・スコセッシ監督のメガホンで映画化。撮影は2015年に台湾各地で行われた。
観光局によると、PR映像には、台北中影文化城、陽明山地熱谷(いずれも台北市)、瑞芳、金山、万里(いずれも新北市)、花蓮海岸線、台中などで撮影されたシーンが登場している。
駐ニューヨーク台北経済文化弁事処の陳豊裕副処長は、映画の上映をきっかけに、より多くの人が台湾観光に来てくれるようになるのではと期待を示した。